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ここで働きたい、学びたいという人と意見が一致したらなんでもやります。

 

「職員にとって、ここは良いところも悪いところも認めて再スタートできる場所。安全なこの場所でたくさん失敗して自立してほしいです。ここで働きたい、学びたいという人と意見が一致したらなんでもやります。」

今回訪れたのは、株式会社おきなわedu。『健常者や障がい者が共に生き、自立した生活ができる地域づくり』を目的として放課後等デイサービスや多機能事業所、学童保育、保育園を運営しています。

まずは創設者の比嘉佳代(ひがかよ)さんからお話を伺います。

もともと中小企業同友会で働いていた比嘉さんがこの会社を立ち上げるきっかけを迎えたのは第二子を身ごもった時です。

「定期検診に行った時、お腹の子の首元に影が見えることがわかりました。それから正式に出生前診断を受けて、ダウン症であることが認められたんです。」

子育てと仕事は両立させたい。そう考えていましたが、調べたり話を聞いたりしていくうち、療育には予想以上に時間を要するという現実が見えてきました。

「お医者様に相談した時も、障がい児の母親はそんなふうにバリバリ仕事をするものではないと言われました。でも、自分の人生も諦めたくないし、我が子の人生も諦めたくない!って思ったんですよね。」

どうしたものかと悩んでいた時に、ある先輩から助言を受けます。

独立して働いたらどうだろうか。

それを聞いて驚きながらも徐々に納得し始めた比嘉さん。

独立をして、仕事を続けながら子どものためにできることを始めてみよう。そう決意しました。

しかし会社の立ち上げといっても何から始めれば良いのかわからないまま、とりあえず育児休暇期間を利用して創業塾に通い経営を学ぶことに。

そこで偶然にも同じ障がい児を持つお母さんたちと出会い意気投合。なんと出会った2ヶ月後にはこの会社を立ち上げたのです。

そうして安心・安全な場所という意味がこもった学童保育園『あんじな』が誕生しました。

それからこの5年で放課後デイサービス『なんくるみぃ』、多機能事業所『なんくるみぃたぁち』『なんくるみぃみぃち』、保育園『あがみてぃ』と、地域の子どもとお母さんを見守れる場所を作ってきました。

「資金も場所もゼロの状態からここまでこれたのは奇跡だと思います。」と振り返ります。

親御さんたちの気持ちもよく理解できる比嘉さんだからこそ持っているポリシーがあります。

「デイサービスはこちらが送り迎えをするのが普通だと思うんですが、おきなわeduは帰りのお迎えに来てくれる親でないと受け入れません。私たちはあくまでサポート役。親がここに全て預けてしまうのではなく、一緒にチームとなって子どもたちを育てないといけないと思っています。」

他とは違うやり方だと言われることも多いそうですが、何より大事ことは、一つひとつの意義を考え信念に基づいて実行しているか、なのです。

ここで、ある子どもとのエピソードを伺いました。

暴力を振るうことが原因で居場所がなくなってしまった一人の男の子。比嘉さんが受け入れた時も脱走したり大人を試すような行動をとったりと確かに大変だったそうです。ある日人の物を傷つけるいたずらをした時、比嘉さんのその子を呼び出しました。

「何をしてほしい?何か言いたいことがある?とまずは子どもの話を聞きます。出来事には必ず意味や理由がありますからね。感情で叱ったり怒ったりしない。」

そうやって少しずつ言葉を交わしていくと、徐々に胸の内を明かしてくれるようになりました。

心情を理解した上で、比嘉さんは今回起こした出来事について二度とやってはいけないとはっきり伝えます。

「今の子どもは話を聞いてもらう時間が足りてないと思います。存分に愛情を与える。大人の都合で子どもを裏切らない。そうしていれば彼らにも伝わります。」

子どもだからと見くびらず一人ひとりとの信頼関係を作ることを大切にしました。

そうすると翌日からその子の目立った行動はおさまったそうです。

現在、比嘉さんには2つの夢があります。

今通っている子どもたちが卒業し、自分の子どもを連れてまたここを訪れること。

そして職員に勉強する時間や機会を十分に与えること。その職員に子どもがいたらここで預かること。

子どもも親御さんも職員も、みんなが安心して来れる場所へと奮闘する毎日です。

実際にここで働く職員さんに話を伺いました。入社して5年目を迎える玉城絵里香(たまきえりか)さん。

大学卒業後、おきなわeduでボランティアを通して、ここで働きたいと入社を決めました。

「何事にも挑戦させてくれる場所ですね。失敗したらまたチャレンジしたらいい。上司の方々がそう背中を押してくれるんです。」

本当はものすごく引っ込み思案で入社当時も不安で仕方なかったそうです。

でも自身を変える出来事がありました。

「発表会のタイトルを習字で書いてほしいと頼まれたんです。書道を習ってはいたんですけど、出来る自信がなかったので躊躇してました。でも次の日出勤したらもう道具が完璧に用意されてて。」

やってみるとそれが意外と自分の自信になったのだそうです。

やっていいんだという安心感、できたという達成感を得たことでいろんな活動に飛び込んでいくようになりました。

臨床発達心理士の資格を取りたいと相談したところ、多い時は月に2回のペースで本土で勉強する機会を得たそうです。

また勧められて学び始めたのがベビーサイン。講座を受けるチャンスを与えられ無事資格を取得しました。

さらに自らリーダーへと立候補し新しい保育園の立ち上げにも携わりました。

「時には大失敗をすることもあるんですけど、何事も積み重ねだと感じ、次に繋げています。」

自分の嫌なところしか見えなかった玉城さんに、他の職員や先輩方が言葉をかけ良い部分を引き出してくれたそうです。

「おおげさかもしれないけど、ここに来て生きがいを感じたんです。生きてるってこんなに楽しいんだなと思いました。」

今後は自身の経験を後輩にも伝えられることを一つの目標としています。

次に話を伺ったのは大川美海(おおかわみみ)さんです。

おきなわeduに入社する前は空港内の保安業務で仕事をしていたそうです。

妊娠を機に仕事を休んだ際、次は福祉の仕事がしてみたいと転職するに至りました。

出産後、職業訓練学校に通い介護福祉士の試験を受けるために必要な、実務者研修終了証、介護事務管理士を取得。

当初は介護福祉に興味があったそうですが、友人に児童福祉の方が向いてると勧められおきなわeduを紹介してもらったそうです。

いざ入社面接を受けてみて、やってみたいという気持ちが湧いてきたそうです。

「学びに特化していましたし、子育てと両立させながら働きたいという希望もキャッチしてくれたことも大きいです。」

当時障がいの知識もなく異業種からやってきた大川さんに戸惑いはなかったのでしょうか。

「知識がない分、いろんな情報をキャッチしやすかったと思います。とりあえずわからないことはとことん聞きました。」

どんな小さな質問でも必ず答えてくれる先輩がいる。

職員との十分なコミュニケーションをとれていることが働きやすいと感じるポイントでもあります。

「現場が一緒の人とは子どもたちのお昼寝時間によく話をしてます。別の場所で働く職員とも月に1度がっつり話す時間はありますね。」

自分の考えを誰かと共有することが物事を生み出したり行動したりする時の原動力になっています。

また時間や回数をかけて事実を確認することでスムーズに仕事を進められるそうです。

「また、主体的に動けば動くほどやりたいことができます。初めてのことばかりを経験できるし自分を磨くことができます。」

そう語る大川さんは、4月から保育士の資格を取得するための学校へ通います。

ここは絶対辞めたくないからと、働きながら学校へ通えることになりました。

「まだ私も知識が足りないので自分を磨いて子どもたちにも与えられることができたらいいなと思います。」

最後に比嘉代表へ、働く職員への想いを伺いました。

「福祉で働きたいという人は自分を差し置いて支援をしたいと意気込む人が多い。でもまずは自分自身を大事にできる職員を育てたいです。」

「ここは自分らしくいられるというより、良いところも悪いところも認めて再スタートできる場所。安全なこの場所でたくさん失敗して自立してほしいです。ここで働きたい、学びたいという人のためならなんでもやります。」

仕事を通して自分も成長したい、自信はないけど挑戦してみたい。

その意欲を全力で応援してくれる職場です。

求人情報
募集職種 指導員
給与 148,000円(無資格者)~
雇用形態 正社員
福利厚生 社保完備、通勤手当、住宅手当、資格手当、家族手当、寡婦手当、研鑽手当、シフト手当、駐車場費用半額補助(上限10,000円)、Tシャツ支給、互助会あり、給食あり(有料)
仕事内容 障がいを持つ未就学児、就学児の基本的な生活習慣の指導
集団生活を通してサポート
保護者に対して子育てサポート
観察記録など
勤務地 那覇市首里石嶺町4-366-1
那覇市松尾1-9-40
勤務時間 シフト制(160H~177H/月)
休日休暇 日曜日、祝日の他、平日又は月1回土曜日休み(シフトによる)
年末年始(12/29~1/3)
応募資格 高卒以上
選考プロセス 面接、書類選考
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