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designのシゴト [トゥムヌイ福祉会]

 

稲福彩(いなふく さやか)さんは、沖縄県立芸術大学で行われた説明会に参加した一人です。
入社したその後の様子を伺うため、糸満市にあるトゥムヌイ福祉会の事業所へ向かいました。

到着するとトゥムヌイ福祉会が営業する焼肉屋「ばんない」の制服を身につけた稲福さんが現れました。
お久しぶりですと元気に挨拶をしてくれた稲福さんの様子にこちらも笑顔になります。

まずはトゥムヌイ福祉会を選んだ経緯について伺いました。

「もともとはデザイン専攻なので、学内で行われたデザイン系の合説に2回ほど参加しました。でもなかなかピンと来ず、どうしようかと悩んでいた時に福祉説明会のチラシを見つけて。行ってみるか!と勢いで参加しました(笑)」

何社か話を聞いて一番関心を持ったのがトゥムヌイ福祉会。
事業所別の説明会にも足を運び実際の現場を見た稲福さんは「福祉」のイメージが覆されたといいます。

言葉は悪いかもしれないけど、と前置きをしながら
「福祉って暗いイメージだったんです。利用者さんがもくもくと作業をしているような、利用者さんと支援員だけの社会から閉ざされた感じの場所かと思っていたんですけど、全然違いました。」

面白い、もっと知りたい。自分にできることがあるかもしれない。
そんな好奇心と希望を抱いて就職することにしました。

しかしこれまで探していた仕事とは全く違う業種。福祉業界で働くことに不安や抵抗はなかったのでしょうか。

「デザインの仕事は伝えることだと思っているので、それはどこの業界にいてもできることだなと思っていたんです。だからトゥムヌイ福祉会がデザイナーを募集していて幸運でした。全く福祉業界に対して知識のない私を受け入れてくれたのはすごくありがたいです。周りの職員の方は質問しやすい雰囲気を作ってくれるので毎日本当に楽しく学んでいます。」

入社後は焼肉屋「ばんない」の業務と並行しながら、4月からスタートした新事業「デザインワークス」のメンバーとして早速デザイン制作を任されました。

最初の仕事は会社パンフレットの作成。
既存のホームページのイメージに合わせて作り上げました。
「大変でした」といいつつ溢れる笑顔は充実感に満ちています。

現在は新入社員の名刺作り、オリジナルTシャツのデザイン、SNSを使った広報などを担当しています。
社外へ発信するこれらの仕事は、会社のブランディングにもつながる責任ある仕事。


こんなに仕事を抱えながらもやりたいことはどんどん出てくるそうです。

「福祉の中の様子がもっと見えるようにわかりやすく伝えていきたいです。以前の私のように福祉に対して閉ざされたイメージを持っている人に何か伝えられるかもしれないなと考えています。また他の福祉施設と繋がりを作れるような働きをしていきたいです。そうすれば福祉業界全体が盛り上がっていくのではないかと思っています。」

最後に芸大生へメッセージを送ってくれました。

「私は就職活動のときすごく悩みました。今現在悩んでいる芸大生は、福祉に限らずいろんな所の話を聞きに行くといいのかなと思います。迷うとだんだん動けなくなると思うんですが、実際に社会人に会ってみると不安が少しずつ減っていきます。だから思い切ってエイヤ!って飛び込んでみてほしいです。」

求人情報
募集職種 就労支援員・児童支援員・デザイナー兼支援員
給与 170,000円~
雇用形態 正社員
福利厚生 社会保険完備、交通費手当
仕事内容 就労支援事業、放課後等デイサービス、放課後児童クラブ
勤務地 糸満市
勤務時間 8:00~18:30間の実働8時間
休日休暇 週休2日
応募資格 大学・短大・高専・専門学校卒以上
選考プロセス 書類選考→面接
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